①鍵盤の水平、深さ、抜けの調整
何とかしたい、調律しても昔の様に良い感じに弾けない!?解決作業は88本の鍵盤の水平と深さと力の抜ける位置を直す事で蘇ります。
尚且つ次の動画➁にある劣化したハンマーを元通りに綺麗な形に削り直せばOK。
グランドピアノの場合次の動画を見て下さると作業工程がアップライトピアノより沢山ありますので作業時間がアップライトより2倍近く掛かります。
アップライトピアノの場合
グランドピアノの場合
➁ハンマーに手を入れる
数十年使用しているピアノは音色が悪くなっています、調律作業の時ハンマーを針でほぐしたり、硬化剤で固くしたりして音色も調整しますがその場では100%良し!とはなりません、ハンマー全体を新品の時の様に綺麗にしますと音も良くなります.
③ハンマーピン交換で爽快な演奏
気持ち良く演奏出来ない理由の一つ、鍵盤が重く感じて、思いを指に込めても音が追従してくれない等があります。主な原因は弦を打つハンマーの動きが悪い事です、ハンマーの回転軸と軸受けが経年の劣化で固くなっています、このピン交換と受けの修正整備で改善。
④ジャックとウィペンの回転軸交換修理
ピアノのタッチが重いし指に追従してくれない、連打が出来ない、ピアノッシモが弾けない
等の原因は主にハンマーピン以外にジャックとウィペンのピンが詰まって動けない状態です
このピンを交換する動画です
⑤スプリングコード張替で連打がスムーズに
ハンマーが弦を打った後に元に戻る為にスプリングが仕込まれていますが、それを引っ掛けるコードが切れる
とピアニッシモや連打がしにくくなります、コードを張り替えます。
鍵盤が突っかかる・・意外と
頻繁に鍵盤が突っかかる様な感じで音が出ない箇所があると調律修理を依頼しても直らないと言う相談があり訪問しましが、見落とす方も居るかも知れません。それはアクション(アップライトピアノ)を前からいくら点検しても見えません、アクションをピアノから外してそのアクションの裏側から点検します。ダンパーレバーフェルトの張替えです。
鍵盤が左右にガタツキ
鍵盤のブッシングクロスの虫食いや猛練習で消耗した時場合、ピンとクロスの隙間が出来、それがガタツキますがクロス張替えで、気持ち良く弾けます
、
ブライドルテープ張替え満足感
見た目には劣化していてもハンマーを引き戻す機能は果たしますが、他の修理整備する場合、外したり戻したりしますので刺激でボロボロが進んでしまうので将来的に張り替えれば気持ちもスッキリします
鍵盤を戻す時ビキューンと変な音
音を出して鍵盤を戻すと、弦の振動を止めるダンパーフェルトが弦を押さえます、古いピアノはこのフェルトが溝が付き汚れたりで固くなっています、それで弦を押さえますからビキューンっと変な音がします、これが全部のピアノ音に影響して結果ピアノその自体が変な音に聞こえます。この固くなったフェルトをほぐして柔らかくしますと直ります。
されどピン磨き
鍵盤の位置を支えて、鍵盤の動きも支えるので少しの距離ですが、擦れる訳です。
手と手を擦るとシュワシュワと大きな音がする様に、鍵盤のフェルトとピンが擦れる音もしています酷い時はハッキリ聞こえます、つまり摩擦が発生!ゼロ点数グラム抵抗も発生する訳で、ピンを磨けばスムーズに動く理屈です